先行きがずっと見えない「日本経済」の現状。
2011年も、この不況は続く?
 それとも変化の兆しはある? 黒門先生にお伺いしました!

――では早速ですが、黒門先生、2011年はどんな年になるか、ズバリ教えてください!
黒門(以下「黒」):お金がテーマの1年になるね。
――それは期待できそうですね。不況はついに終わると考えてよろしいんでしょうか?
:いやいや、逆です。正直なところ、まだ今の経済状態は続くだろうね。景気が良くなるというよりも、質素で堅実な生活を強いられるという感じ。贅沢はできないから、今の自分の経済状態でできる楽しいこととか、面白いことを探していくんですね。
 だから、いつもお金について考えることになるかもしれない(笑)
――節約生活、ということですか?
:うん。お金を遣うこと自体に腰が重くなるので、あまり無駄遣いはしないですみそうだね。2011年は、「堅実」「安定」がキーワード。将来に対する不安もあって、自然と地に足ついた生活をするようになります。贅沢したくてもできない、遊べなくても遊べない――という気持ちになる人が多くなる。
 ただ、そういう背景なので、皆が上手な節約方法を探していろいろ工夫したり、これまで以上に「エコ」に対する関心が高まっていったり……。「今日は何円浮いた」と楽しめるようになったら、年の後半は明るい気持ちで過ごすことができます。年末に向けて少しずつ希望が見えてきて、生活としても安定していきますよ。企業のほうも、後半は回復していくと暗示されています。
――それは少し安心です。2011年、業種的にはどこが伸びていきますか?
:建築、飲食業が伸びます。あとは、土に関連する業種……たとえば農業等も良いでしょう。
――他に、2011年に起こる大きな動きがあれば教えてください。
:国民はしっかりと足元固めて頑張ろう、堪えようと頑張るんだけど、2011年は国の勢いが弱いようですね。内閣が国民の期待に応えられない状態はまだ続くかな。
 ただ、夏の初め頃に波乱がある可能性が高い。何かに傷付いたりトラブルに遭ったりという暗示なんですよ。例えば菅さんのメンツに傷が付くような出来事が起きるかもしれないし、官僚の不祥事・スキャンダルが原因で政界が大きく揺れるかもしれない。党が割れる可能性――政界分裂ということも十分あり得ます。
 政治がよくて、国家が悪い。本来繋がっているはずのこのふたつが相反するのは普通あり得ないんだけど、国会の代表者がころころ変わる日本だからいえる話かもしれませんね。

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