「占術界最後の大物」、直居あきら先生に
「2011年の新たに流行しそうなスピリチュアル」について、
お伺いしました。

――2010年はスピリチュアルブームでした。感情を刺激するようなものが流行りましたね。
直居あきら(以下、直): 2011年も引き続き、開運とか、マインド面のヒーリング、心を癒すリラクゼーションが流行するでしょうね。ただし、こういったものに対する世間のニーズが高まるなかで、営利目的の悪い活動が蔓延し、人間の可能性、進化の可能性を限定するものが出てくるという懸念事項があります。2011年は自らを「神」と名乗る人物の登場や、そういった思想が広まる危険性がありますね。
――どのようなものが危険でしょうか?
:「イージーにハッピーになれる」という幻影を振りまいていく。これは危険な可能性が高いですね。「これを持っていれば幸福になれる」などで高額なお金をとるものなどは、きちんと見極めた方がよいでしょうね。
 2010年は「なんでもアリ」でした。それがさらに2011年は神懸かり的になってきます。先ほども言いましたが、神を語る教祖的な人物が出てくる可能性もあります。希望の種がほしい、と思っている人がたくさんいるので、ここにビジネスチャンスを見いだすような、そんな人が出てくる可能性があるんですね。
――必ずしも明るいとはいえないようですね……。そんな世の中で、「まっとうなもの」と「ニセモノ」を見分ける方法はあるのでしょうか。
:心眼が必要ですね。「」や「霊能」、「スピリチュアル」などを語っていろいろな情報が蔓延しますが、下手にそれらの思想や人物に執着しないことです。常に冷静さを持って判断するよう、心がけるべきでしょう。特にお金のかかるものに手を出すのは十分な注意を払ってください。
 外部のものに依存する状況、というのは本当は避けなければなりません。しかし、それは非常に困難な道。人々の霊感や能力も高まっていくので、自分の直感を信じて、魂を高めてくれるようなものにふれていくべきでしょう。
 2010年に流行った「パワースポット」に関しても、なにがなんでもどこどこじゃなきゃダメ!」といった固執はよくありません。情報に流されず、自分の直感を信じることが大切です。また、流されてしまいやすい傾向が強まるため集団は危険です。なんでもかんでも鵜呑みにせず、ひとりで判断できる判断力を養ってください。知らず知らずのうちに「幻」を強化してしまう、というのは非常に危険ですから。
――ほかに、何か意識することはあるでしょうか?
:2011年は自分を否定しないことです。不安や恐怖、心配、悲しみといったネガティブな感情と向き合うのはなるべく控えたほうがよいでしょう。抑圧や葛藤があっても、考えすぎず、ポジティブに受け止めるようにしてみてください。というのは、心が疲弊して、判断力が衰え、悪いものに手を出してしまう可能性があります。ネガティブな方向に引っ張られやすくなる傾向が強まりますので、できるだけ困難とは向き合わないようにしてください。
 2011年はまた、「お金を蓄える」という意識が高まります。なので、財テクや節約・倹約法などがもてはやされるでしょう。

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